エンタメガールズライブ2015に行ってきたよ

ずっとこの瞬間を待っていたんだ!

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来る7月12日は東京ドームシティホールにてエンタメガールズライブ2015が行われ、大トリとしてブリグリが出演しました。ブリグリ名義でのライブは昨年のロッキン以来、さらにその前となると2010年まで遡ることになるので、ファンの間では「いよいよか!」「どんだけ待たせるねん!」などのうれしい悲鳴が沸き上がっていたのですが、さて1年ぶりのブリグリはどうだったのでしょうか?というわけでレポートを書いて行こうと思います。

全曲シングルの大盤振る舞い


1曲目「そのスピードで」のイントロとともにトミーが登場すると、観客からは黄色い声援が飛び交います。今日のファッションはポルカドットのシャツに、ブラウン系で統一されたキャスケット、スカート、ブーツという装い。ひさしぶりのライブながらもブランクを感じさせない歌いっぷりでファンを魅了させます。
MCにて堂々と「ブリリアントグリーンです!」と自己紹介(これがずっと聞きたかった)してからは、「Stand by me」「冷たい花」と代表的なシングルが続きます。ギターが少し不安かな?と感じる場面もありましたが、徐々に慣れてきたおかげかブリグリらしい儚げのある音色に戻ってきました。オレンジアンプとシンラインという組み合わせは色っぽさがあって個人的に興奮しましたね笑。
その後「アコースティックで英語の曲なんですけど…」と前口上を置いてからの「Rock'n Roll」。1stアルバムのラストを飾る名曲ですね。トミー曰くリハの時点で急に差し込みたくなった曲とのことでしたが、やはりアコースティックの曲が入ると全体の流れが引き締まるし、「THE SWINGIN' SIXTIES」のようなアレンジも好きなのでとてもよかったと思います。
後半に入り「Hello Another Way -それぞれの場所-」ではイントロ忘れ&歌詞忘れという"怪奇現象"も発生しましたが、フレッシャーズのファンに向けて自身のデビュー当時を振り返りつつエールを送り、最後は「Blue Daisy」「There will be love there -愛のある場所-」と最後までブリグリらしいメロウな展開でライブを締め括ります。ほぼ全曲シングルというセットリストでしたが、贅沢すぎる!という驚きとともに、これまでのブリグリの歴史を肌で感じられる素敵なライブでした。

「こんなにお客さん近いんだね」


ここからは所感ですが、今回FC先行予約でアリーナのかなりいい位置でライブを観ることができたんですよね。周囲の観客も前回の「HOUSE OF TMY」でお見かけした方が多く、ファンにとっては凄くありがたかったな〜と切に思いました。
しかもそれだけでなく、トミーが上手下手と移動しながら手を振ってくれたり声をかけてくれたりと、ファンを大事にしたいというブリグリの想いがストレートに伝わってきました。FCの設立以来様々なコンテンツを用意してくれたブリグリですが、会員になってよかったなと強く感じたのは「こんな近くで一緒に楽しんでくれるんだ」と意識したこの瞬間だったと思います。何度も口を酸っぱくして言ってますが、まだ会員になっていない人は早く登録すべき!マジで!!
唯一残念に感じる部分としては、観客から他の共演者さんへのエールが少なかったことですかねー。ブリグリ目当て!というのはわかるのですが、あまりにもノリがよくないのでアーティストさんに非常に申し訳ないというか…出演者の皆さんが短いステージにも関わらず全力で集中して下さっていたので、少しくらい反応してもよかったんじゃないかなと思います。
うん!やっぱり次はワンマンかオールスタンディングだな!
というわけで次回のライブにも絶対参加するぞ!という意気込みとともに今回はこのあたりで。

Thx to TBG, and everybody!

本当のおまけ

ブリグリとは全く関係ないのですが、他の共演者の中で特に素晴らしかったのがシシドカフカで猛々しいテレキャスを弾いていた男性のギタリストでした。あまりにも気になったので調べてみたところ、坊っちゃんというバンドに所属する井手上誠さん(通称まこっちゃん)とのこと。
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あーこっちのライブも観に行きたい…。

the brilliant greenイベント出演決定!

ご存知の方も多いとは思いますが、来る7月12日にthe brilliant greenのイベント出演が決定しましたね。イベント名はエンタメガールズライブ2015、場所は東京ドームシティホールらしいです。ほほう。
ブリグリ名義でのライブは1年ぶり?くらいので絶対行くべきだぜ!

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現在FCでは会員限定の先行抽選予約を20日(水)まで行っているので是非応募してみましょう!一応イベント公式サイトでも先行予約は受け付けているけど、それぞれの枠で持っている席数とか席の位置とか全然ちがうよ(たぶん)。

トミーの発言から察するにブリグリの出順はトリっぽいです。たのしみだな〜。

(追記)

なにやらTwitterに気になる発表が…

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『HOUSE OF TMY』 FANCLUB OPENING PARTYに参加してきた

ついに歴史が動く!
 

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というわけで、2月13日に行われた『HOUSE OF TMY』 FANCLUB OPENING PARTYに参加してきました。

本当は両方の部に参加したかったのですが、私的な都合もあり2部からの参加に…

とりあえずめっちゃたのしかったので、早速感想を書きたいと思います!

 

・アカペラ?

開場の30分前に到着したのですが、既に並んでいる人もちらほらと見えます。ちょうど1部が終わったタイミングだったのか、お客さん同士で感想を言い合っていたのですが、その中でなんと
「機材トラブルがあってアカペラで歌ってたよー」とのこと。
 
なにぃっ!!アカペラ!?
 
うわーめっちゃ貴重やん…と心の中でorzの態勢になる私。1部から参加したかった…とこのときはかなり落ち込み気味でしたが、気をとりなおして開場の列へと進みます。
 
受付で手続きを済ませると、進んだ先で物販があるとのこと。色々と種類があって(Tシャツやクッキーもあった)悩んだのですが、缶バッジ4種類をバッチリGETしたぜ!

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あとこの手のイベントではめずらしいのですが、クロークが個人ごとにしっかりあるのはうれしかったです!混雑することもなくスムーズに預けられてよかった〜
 
そしていよいよフロアに入るのですが…
 
 
…えっ?
 
…えっ!えっ!!近っ!!!!
 
とびっくりしてしまうくらいステージとの距離が近い!一応柵はあるのですが、渋谷タワレコのインストアライブなんかより断っ然近いです!たぶん最前列だと2メートルも離れてないのでは?
あとやっぱりか!と思ったのですが、前の方にI'm so sorry babyのPVで使われたGREAT BRITAINのジャージを着ていた人がいましたね。それ私も持っとる!
 

・いよいよトミー登場!のはずが…

そんなこんなで流れるPVに合わせて身体を動かしているうちに、T.O.M.M.Yのジングルとともにカウントダウンが始まります!その後Attention Pleaseに繋いだ…と見せかけてのFAIRY DUSTとともにトミーが登場!高まる歓声!と思いきや…
 
トミー「え?ちょっと待って?いまこれ何が流れてるんですか!?」
 
…えっ?
 
どうやら予想してたのと違う曲が流れてしまったみたいです。焦るトミー。爆笑に包まれる観客。いやーこういうトラブルがトミーらしくていいです。たぶん。
というわけで仕切り直しで一回曲を切ってからのSUGAR MEから始まったパーティー。おお!曲に合わせてトミーが歌ってる!生歌やー!てっきりDJだけやるものだと思っていたのでこのサプライズはうれしかったですね。
DJもちょこちょこイコライザいじったりエフェクトかけたりして様になってます。Beatmasherの50と91あたり、あとはフランジャーかな?使ってる機材は盤面とボタンの色的にVCI-400っぽいですが自信ない…
 

・ついに出ました!アカペラコーナー!

その後Heavenly6のトラックに移ってからFebruary6のシングル曲をワンコーラスで切り替えていくという超贅沢なミックスの後、突然トミーのMCが。
 
トミー「アカペラで歌うと上手く聴こえるんですよね」
 
…!?
…まさか!?
 
そのまさかの通り、突如としてアカペラコーナーが始まりました。これは1部だけでもう見られないと思ってたのですごくうれしかったです!観客のボルテージも拍手とともにうなぎのぼりですね。
次々と繰り出されるお客さんのリクエストに答えていくトミー。まあ殆どの曲の歌詞を忘れてるのには笑ってしまいましたが(笑)、自分のリクエストした曲を歌ってくれるのはファンとしては最高にテンション上がりますね〜。リクエストに応えてもらったお客さんうらやましい!
 
その後も歌にダンスにトークと盛りだくさんの内容だったのですが、あまりにも濃い内容だったのでここからはダイジェストでどうぞ!
 
・トミーに突然無茶振りされたダンサーの女の子がお昼ごはんの話をする(ちなみにお昼ごはんの中身はバレンタインにちなんでチョコ)
・同じく無茶振りで「盛り上げ上手なスタイリストの友だち」が舞台に登場させられる
・お客さんに「頭がソフトクリームみたい」と突っこまれて怒る
・「(ライブやらないんですか?という質問に対し)ベッドから出られないリスクが高すぎるからライブはやらない
・「(朝までイベントをやってほしいという要望に対し)あ!じゃあトランプ持ってくるわ!UNOとか!
 
…名言だなあ。

・ある意味究極のファンイベント

そんなこんなで最後にはトミーいわく「眠くなる曲」の2曲をかけて(何がかかったのかは秘密)、イベントは終了しました。とあるお客さんいわく「ある意味究極のファンイベント」とのことでしたが、確かに頷けます。DJにあわせてカラオケのように歌って、MCでは至近距離でファンと会話するなんてイベントなかなかないですからね〜。そういったフランクな繋がり方で接することができるのはトミーの人気と人柄ならではだと思います。
あと男性のお客さんも結構多かったですね。今回は決済の関係上来られなかったお客さんも多かったようですが、次回はもっと増えるんだろうなあ。
しかし何よりFCもチケット代も信じられないくらい良心的な価格だったし、これからもこんなイベントを続けてほしいです!
 
Thx to Members, and TOMMY!
 
(P.S. トミーの発言に関しては若干の編集と記憶違いがあることをご理解ください)

ハートの地球 -Heart no Hoshi- <さくら学院提供曲 (Tommy.ガイドVo. )>

いやーびっくりしました。

まさか新年1発目にトミーからのお年玉がくるなんて!ありがとうトミー!


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http://fc.thebrilliantgreen.info/news/33233


レビューを書くにあたって本家のさくら学院が歌っているバージョンも聴いたのですが、歌い手が変わるとこうも印象が違って見えるんだなーと驚くこと請け合いですね。Aメロのスタッカートが効いた歌い回し、Bメロの感情を煽る高音、そしてサビのTommy airline期を思いださせる儚げなメロディライン。おそらく仮歌であるがゆえに、各ブロックのイメージを強調しながら歌っているのだと思われますが、トミーの描くアイドルのイメージがこれでもか!という勢いで伝わってきます。

しかしこんな仮歌がきたらさぞかし本家もびっくりしたことでしょうね笑。まじか!まじでか!みたいな。この仮歌を越えなければならないというプレッシャーは相当のものだったと思います。

とにかくこんなお年玉を用意してたなんて抜け目ないぜ!ありがとうトミー!

Tommy february6の歴史をPVで振り返る

1.EVERYDAY AT THE BUS STOP(2001.07.25)

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(早速ですがPVありません!ごめんなさい!)

the brilliant greenのボーカルとして活躍した川瀬智子が突如として発表したソロプロジェクト、その1stシングルがEVERYDAY AT THE BUS STOPです。ストロベリー・スウィッチブレイドリック・アストリーを彷彿とさせるキラキラの80年代サウンドが特徴的ですね。日本初のPVが収録されたDVD付属シングルという、歴史的にも重要な1枚です。

当初トミフェブプロジェクトは「3つのS(スクール、スポーツ、シュルレアリスム)」をテーマとして掲げていたようで、本作のPVもそれにならったものになっています。また、レトロなソバージュと服装はリサ・ローブや映画「ヴァージン・スーサイズ」に影響を受けたと本人がインタビューで語っています。他にも少女趣味、読書好き、アル中などといったキャラ設定がふんだんに盛りこまれています。

ちなみに本作とこれ以降の2つのシングルが部活をテーマとしている(チアリーディング、サッカー、テニス)ことから、これらをあわせて部活三部作と呼称するそうですが、一体誰が名付け親なのかは不明です。

 

2.♥KISS♥ ONEMORE TIME(2001.11.21)


Tommy february6 - KISS ONE MORE TIME - YouTube

本来トミフェブプロジェクトはシングル1枚で終わるはずだったのですが、あまりの好評のため発表されたシングルがKISS ONE MORE TIMEです。部活三部作の次女にあたる作品で、テーマはサッカーですね。ユニフォームやらスタジアムやら様々な小道具が登場します。SONYとのコラボでAIBOが登場していますが、これはAIBOの前でこの曲をかけると、曲にあわせてダンスを踊る仕掛けが施されているためでもあります(シングル盤のみ)。

1stシングルとくらべて速いBPM、セクシーなメイクと衣装もあいまって、トミフェブの「セクシーなお姉さんとしての一面」を見せたダンスチューンになっています。チアリーダーもTHEアメリカ!的な白人から色っぽい黒人のお姉さんになりました。サウンド的には80年代後期のニューウェーブ、特にカイリー・ミノーグの影響が強いと思われます。エロい!

あと髪型がセンター分け+ストレートになったのも本作が初めてですね。やっぱりトミーはこのヘアスタイルが1番似合います。

 

3.Bloomin'!(2002.01.17)


Tommy february6 - Bloomin’ on Vimeo

部活三部作の末っ子Bloomin'!はテニスがテーマですが、おそらく表テーマとしては不思議の国のアリスでしょうね。かの有名なEat Me!と書かれたお菓子を時計ウサギに食べさせて、ウサギの方が大きくなってしまうなどユーモア感のあふれた世界観のPVです。それらの不思議な世界観を表現するためにクロスカッティングが初めて用いられています。

音楽的には前作までのユーロビートサウンドから打って変わって、フレンチ・ユーロの影響を受けたサウンドになりました。トミーのアンニュイなボーカルとハイライト感あふれる電子音の組み合わせは相性バッチリで、以降のシングルでもこの性格を強く引き継いでいます。

衣装も前作とくらべてとてもシンプルになりました。めちゃくちゃかわいいです。パステルカラーがトミーのイメージとして用いられるようになったのも本作が初めてですね。

 

4.je t'aime★je t'aime(2003.02.06)


Tommy february6 - je t'aime★je t'aime - YouTube

1stアルバム「Tommy february6」の発売から1年間沈黙を守ったトミーがまたまた突如として発表したシングルです。1stシングルのEVERYDAY AT THE BUS STOPにならぶ名曲ですね。前作のフレンチ・ユーロを引き継いだアンニュイなラブソングですが、それがまた文学少女の引っ込み思案らしさを表していてキュートです。あと、さりげないアホ顔が採用された初めてのPVですね。これがまためちゃくちゃかわいいです。

キキララとのコラボから制作された本作のPVはピンクと水色がふんだんに使われています。衣装は前作のBloomin'!のようなシンプルな制服ですが、よくよく見ると「あれ、これもしかして襟ついてる…?いや、襟に見せかけた縫い目だ!」などトミーのおしゃれさが際立ったものとなっています。

ちなみにこのPVは常時コマ送りのようなカクカクの映像になっているのですが、2番のサビでちょこっとだけコマ送りじゃないトミーが見れます(ログハウスにあるテレビの中に映る)。それらを見比べるとあら不思議。コマ送りの方が断然かわいく見えます。このあたりは監督の手腕の妙ですね。さすがです。

 

5.Love is forever(2003.07.16)


Tommy february6 - Love is forever (Subtitulado en español) - YouTube

5thシングルLove is foreverはTommy heavenly6の「Wait till I can dream」と同時発売されました。トミヘヴとの対比を狙ってか、いままで以上にキラキラしたラブソングはこれでもか!と男子女子のハートを鷲掴みにしてくれます。特にサビのシーンでアップになるトミーの表情がめっちゃくちゃかわいいです。個人的にはベストPVですね。

本作ははじめてボーカルに加工が加えられたシングルですが、加工されたトミーのボーカルとシンセサイザーの音が見事に融和していて、とても心地よいです。それに加えてメロディラインは80年代の日本のアイドルソングを彷彿とさせる、どことなくメランコリックな感触。フレンチ・ユーロ期の完成を匂わせるシングルです。

しかし同時期にトミヘヴが同じセットでPVを撮ったことを考えると、髪色やメイクの変更もあるわけですからかなり大変な作業だったと思います。基本的には一度染めたらブリーチし直すことは出来ませんからね。

PVの終盤では酔っ払ったトミーが枕にダイブするシーンがありますが、そこでなんと!はじめての寝顔を見れます!ぜひチェックしてみてください!

 

6.MaGic in youR Eyes(2004.02.11)


Tommy february6 - Magic in your eyes - YouTube

 2ndアルバム「Tommy airline」の最後を飾るシングルは、前作のLove is foreverとは少し異なりアンニュイ感を際立たせた楽曲になります。一見平坦なメロディラインに聴こえなくもないですが、アルバム全体で聴くとちょうどいいフラットさと小気味よいリズムが身体を動かしてくれて、この曲の重要さがわかります。

PVのセットはその名の通り飛行機を模したもので、PanAmKLMのようなかわいらしいデザインが要所要所に盛りこまれています。衣装もフライアテンダントのトミー、アイドル衣装のトミー、お金持ち風トミー、ガウンを着たトミー…など様々な表情を見せてくれます。シングルにも搭乗チケットやパスポートが付属するなど、とにかく世界観の構築がものすごいです。

個人的にはUFOにビビるトミーがものすごくツボです。二度見どころか三度見してダンスにも熱がはいらない感じがベネ。

 

7.L・O・V・E・L・Y〜夢見るLOVELY BOY〜(2004.07.14)

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(PVありません!ごめんなさい!)

映画版ポケットモンスターのタイアップ曲ということで、ピカチュウとともにロンドン(っぽいセット)の街中を歌って踊るPVです。MaGic in youR Eyesからまた打って変わってキュートなフレンチ・ポップに回帰したのはゲームフリーク側からのサジェストがあったためでしょうか。どちらにせよ問題なくかわいいです。

サムネイルでネタバレになっていますが、60年代のイギリスをイメージさせるタータン模様の制服がとてつもなくかわいいです。Love is foreverの衣装もよかったですが、それにならぶどころか追い越すくらいの勢いがあります。画面全体にエフェクトがかかっているのが残念ですが、それでも一目見た瞬間恋に落ちてしまうくらいのパワーがあります。そんな衣装に身を包んだトミーがゆるゆるのモンキーダンスを踊ったりするわけですから、これはもうたまりません。イチコロです。

あと、シングルの中ではフレンチ・ポップ期の最後を飾るという意味でも重要な曲ですね。これ以降のトミフェブはガラリと印象を変えます。

 

8.♥Lonely in Gorgeous♥(2005.11.30)


Tommy February6 Lonely In Gorgeous - YouTube

さてこのPV、開幕0秒から酔っ払ってます。まるで箱からとびだしたブライスのように、トミーがお酒をぐいっと飲み干しながら千鳥足でダンスを繰り広げます。このダンスがこれまたかわいい。いや、かわいすぎます。ロゴの印刷された板を両手で持って走ってくるシーンなんか最高です。

当時の雑誌のインタビューを眺めると、トミフェブの歌詞を考えるときはタイアップするドラマやアニメのイメージから連想することが多いとのこと。本作のタイアップはアニメ版「パラダイス・キス」なので、どことなく矢沢あいが描く世界観に近いものを感じます。

そのためPVもキレのあるダンスや刑事ドラマの世界観など、いままでのトミフェブとは異なるものとなっています。楽曲的にはいままでがディスコサウンドとするならばクラブサウンドに変化したと言うべきでしょうか。マドンナブリトニー・スピアーズのイメージですね。ボーカルもフレンチポップ期から比べて力強くなりました。クール!

 

9.Strawberry Cream Soda Pop(2009.02.25)


Strawberry Cream Soda Pop on Vimeo

さて、ここからぐっと期間が空いて3年と3ヶ月の後に発表されたベストアルバムの収録曲です。曲調も前作を引き継いだダンスチューンに…と思いきや超ストレートなディスコポップが帰ってきましたね。

いや、そもそもディスコポップもダンスチューンも同居してるのがトミフェブのコンセプトでした。かわいらしいアイドル性と、その奥に隠されたクールな一面、そしてストレスとシュルレアリスム。トミヘヴの存在はトミフェブプロジェクトの開始当初から考えられていたらしいですが、明らかにストロベリー・スウィッチブレイドを意識した衣装も含めて、本来トミフェブはこういう人格なんだ!という原点回帰を匂わせる楽曲です。

 

10.HOT CHOCOLAT(2012.02.29)


Tommy february6 - HOT CHOCOLAT - YouTube

そして再び時期が空いて2012年。その間トミーはシングルを発売したりトミヘヴのPVに出演したり(ややこしい)とちょこちょこ顔を出してたわけですが、トミフェブPVの歴史的にはこの曲が10曲目になります。

エレクトロ感のあふれるサウンドはLonely in Gorgeousの流れを引き継いだものと思われますが、PVにもその傾向が現れてます。まずはループ。序盤から短いスパンでバシバシループ映像が挿入されています。クラブのVJにも同じようにループを挿入する手法がありますが、この映像がガツン!と踊りのスイッチを押してくれます。そしてそれ以上に重要なのが、かわいいトミーの表情を繰り返し見れるという効果です。一粒で二度おいしいってやつですね。

もう一つは原色や蛍光色の採用です。これまでトミーといえばパステルカラーの印象が強かったのですが、本作のPVでは派手目なライトアップや衣装、小物が用いられています。このことからも、トミーがクラブチューンの雰囲気を重視していることがわかります。

そして曲全体にわたる挑発的な表情。特にくまのぬいぐるみを抱えてゆさゆさ揺れるトミーは一見の価値ありです。とにかくノれます!

 

11.SUGAR ♥ ME(2013.06.12)


Tommy february6 - SUGAR ♥ ME (full ver.) - YouTube

さて、前作のエレクトロサウンドをさらに突き詰めてEDMにまで昇華したのがSUGAR MEです。Q-pot.とのコラボレーションで部屋からあふれんばかりのアクセサリーとお菓子が積み上げられるなど、いままでのPVのなかでもかなり気合いのはいった作品です。MaGic in youR Eyesのような宇宙服っぽい衣装もチラッと映って嬉しいですね。

60年代のアメリカンダイナーを意識した世界観は全く古臭さを感じさせることなく、むしろ現代アメリカのキラキラ感をありあまるほど表現しています。ダンスもアメリカのEDMをモチーフとしたキレのある動きです。

あと特に強調したいのはLove is forever以来の寝顔シーンですね! しかもLove is foreverのようなつくった寝顔ではなく、マジの寝顔です。これだけでこのPVの評価が一気にあがります!

 

12.RUNAWAY(2013.06.12)


Tommy february6 - RUNAWAY (full ver.) - YouTube

最後に紹介するのはRUNAWAYです。SUGAR MEがアメリカらしいポップを表現したとするならば、RUNAWAYは比較的ダークな雰囲気の曲です。しかしそれとは裏腹に、サビ前のドラムパターン、HOT CHOCOLATでも登場したループの採用など、楽曲的にはかなり踊れるEDMになっています。

11~12が3rdアルバム「TOMMY CANDY SHOP ♡ SUGAR ME ♡」の収録曲になりますが、これまでと比較してイケイケなトミーの姿はトミヘヴとの融和を予感させます。むしろ、Love is foreverの時期ではトミヘヴと真逆の性格だったのに対して、現在ではそこまでの差異を感じさせません。これは、初期ではトミフェブブリグリのサイドプロジェクトという立ち位置から始まったのが、いつの間にかブリグリと並ぶメインブランドへと成長したことの影響もあると思います。ぜひ次のシングルではトミヘヴとのデュオユニットを復活させてほしいですね。

しかしイケイケなトミーもかわいいな!ちくしょう!

 

というわけで、これまでのトミフェブの歴史をPVとともに振り返ってみました。

YouTubeなんて低画質で満足できない!もっと見たい!というひとはぜひDVDを買ってみてくださいね!